利用者の目的を知り、手厚いケアを行うべし!

地域に住むお年寄りが日中訪れ、さまざまな活動や生活の支援を受けることができる介護サービスはデイサービスです。

お年寄りがデイサービスに来る理由は人によって異なりますが、自宅での入浴に不安が大きくなったため安全に入浴したいという希望や、一人暮らしなので友人達と交流する機会が減ってしまっているという方など、いろいろな生活背景を抱えてデイサービスの利用に至っています。そんなデイサービスで仕事をする職員は、そういったお年寄りの参加目的を理解することがとても大切になります。そして、利用者の要望をしっかりと理解し、心地よく過ごせる時間を提供することがデイサービスの重要な使命になります。【参考サイト/デイサービスで働くには!?

また、1人暮らしの利用者の場合は、社会との交流が少なく、閉じこもりがちになりやすい特徴があります。それを防ぐ役割もデイサービスにはあり、趣味や今までの生活体験を生かした楽しみを作れるように支援するのも重要です。地域には多くの生活体験をしてきたお年寄りがいます。戦争を経験した方や、教師として活躍した方、女手一つで子どもを育て上げた方など、多彩な人生を送った方がデイサービスを利用するので、介護士はコミュニケーションを図りつつ、利用者一人一人に合った生活のサポートをしていかなければなりません。

介護の現場は、単におむつ交換や食事の介助など、身体介助だけを行う場ではなく、人と人とが触れ合い、楽しい時間を共有する場でもあるのです。そのため介護士も事務的に作業をこなすのではなく、施設を訪れる利用者とじっくり向き合いうことが求められます。