コミュニケーションがものを言う!

日勤帯だけ営業するデイサービスは、入所型の介護施設とはサービス内容が異なります。

特殊な仕事ですが、近年ではデイサービスの利用者が増加しており、施設によってサービスの内容もバラエティーに富んだものが増えてきました。しかし、高齢者を相手にする仕事だからこそ、気を付けなければならない点が多々あります。少しの間違いがクレームにつながることもあれば、利用者の身の安全に関わることにもなりかねません。そこで、デイサービスにおいて一番大切にしなければならないことが、コミュニケーションなのです。

利用者とのコミュニケーションももちろん大切ですが、家族の方から情報を引き出すのも重要だと言われています。前回の利用から変わったことはないか、今日の体調で気になるところはないか、家族との親密なコミュニケーションを図り、利用者の体調管理に役立てることがポイントになります。しかし、密なコミュニケーションを継続して行えば、トラブル回避にもつながるでしょう。また、スタッフ間のコミュニケーションも欠かせません。利用者の情報はみんなで共有するようにしましょう。高齢者は少しのことで体調が変化しやすいので、少しでも気になる点があれば、すぐに他の人にも報告をして利用者の体調管理に努めなければなりません。行き届いた管理は利用者の安全につながり、施設の信頼度にも反映されます。

入浴後や送迎後などは体調が変化しやすいので、積極的に声掛けをしてトラブル予防を意識して行いましょう。また、高齢者の方の認識能力は低くなりがちで、外から見ただけでは分からない体調の変化もあります。家族だけでなく、利用者本人ともコミュニケーションを取って、体調管理には十分に注意してください。